さて突然ですが、“紅茶のシャンパン”という言葉を聞いたことはありますか?
実はインド産の有名な紅茶「ダージリン」を、別名で紅茶のシャンパンと呼んでいるのです。
そこで紅茶ファンブログ【あっさむ】では、世界三大紅茶「ダージリン」の魅力を紹介します。
ダージリンには収穫時期によって3種類に分けられるので、その特徴もみていきましょう。
ダージリンは「紅茶のシャンパン」と呼ばれる世界三大紅茶の1つ!
まずダージリンとは、インドのヒマラヤ山麗の町「ダージリン」で栽培される紅茶です。
標高2000mの地域で育てられた茶葉は、畑が狭く収穫量が少ないという特徴があります。
![インドの紅茶の地図。「紅茶のシャンパン」ダージリンは上の方で採れる。](https://www.assam.fun/wp-content/uploads/2023/04/インドの紅茶-1024x576.jpg)
そのため希少価値が高く、人気の茶園では高値で取引されることも多い品種です。
世界的に高評価の地域で育った茶葉であることから、「紅茶のシャンパン」とも呼ばれます。
それでは最初にダージリン最大の特徴である、3つの分類について説明していきましょう。
ダージリンの特徴は3種類に分類されること
まずダージリンの特徴は茶葉の収穫時期によって、下記の3種類に分かれることにあります。
- 春摘み「ファーストフラッシュ」
- 夏摘み「セカンドフラッシュ」
- 秋摘み「オータムナル」
同じ地域で採れる紅茶でも、季節によって味や香り・水色が異なることがダージリンの魅力。
そこで紅茶アドバイザーのmeowbowが、それぞれの特徴や違いについて詳しく説明します。
![ダージリンのファーストフラッシュの茶葉には、新芽が多く入っている。](https://www.assam.fun/wp-content/uploads/2023/04/春摘みのダージリン.jpg)
紅茶の種類①ファーストフラッシュ
1つ目の「ファーストフラッシュ」は、春の初め頃に収穫されるダージリンのこと。
特にこの時期に採れる茶葉は新芽や若葉が多く、瑞々しい花のような香りが特徴的です。
そしてフラッシュには「芽吹く」という意味があり、その希少性からも非常に人気があります。
![ダージリンのファーストフラッシュは水色が薄い黄色。](https://www.assam.fun/wp-content/uploads/2023/07/3238519_s.jpg)
日本人には馴染みの深い緑茶も、旬の時期には「新茶」が発売されますよね。
ファーストフラッシュは、ダージリンの新茶をイメージするとわかりやすいかもしれません。
ちなみに水色は緑茶のような薄い黄緑色ですが、味は濃くしっかりとした風味があります。
ダージリンファーストフラッシュに合うお菓子は、「ダージリン【春摘みのファーストフラッシュ】に合うお菓子とは?」をご覧ください。
紅茶の種類②セカンドフラッシュ
次に「セカンドフラッシュ」とは、夏に収穫される採れるダージリンです。
この時期の茶葉にはマスカテルフレーバー(Muscatel flavor)という、特有の香りがあります。
ちなみにマスカテルフレーバーとは、マスカットに似たフルーティーな香りのこと。
![ダージリンの水色:セカンドフラッシュはやや濃い目なのが特徴。](https://www.assam.fun/wp-content/uploads/2023/05/2867575_s.jpg)
そして水色は明るい橙色で、ファーストフラッシュと比べると水色は濃い目です。
また渋みが強く濃厚な味わいになるため、紅茶好きの人々から根強い人気があります。
日本では7月から8月にかけて、紅茶専門店などで販売されることが多いですよ。
紅茶の種類③オータムナル
続いて「オータムナル」とは、秋に収穫されるダージリンのことをいいます。
通常は10月から11月にかけて茶摘みが行われ、バランスがよく優しい味わいが特徴です。
だからこそ「ダージリンの渋みが強さが苦手」という方には、オータムナルがオススメ。
![ダージリンのオータムナルはミルクティーにも合う優しい味わいが魅力。](https://www.assam.fun/wp-content/uploads/2023/05/22356913_s.jpg)
ダージリンは一般的にミルクティーに合わないのですが、オータムナルだけはよく合います。
詳しくは「ミルクティーに合う紅茶とは?オススメの茶葉「8種類」を紹介!」をご覧ください。
ダージリンはなぜ紅茶のシャンパンと呼ばれているの?
「ダージリンはなぜ紅茶のシャンパンと呼ばれているの?」と疑問に思う方もいますよね。
そこで紅茶ファンブログ【あっさむ】では、その3つの理由を簡単に紹介します。
- ダージリンは高地栽培の紅茶で、特有の風味と香りを持っていること。
- 茶葉の生産量が限られており、高品質な茶葉として評価されていること。
- シャンパンは高級ワインとして知られ、人々に優雅さを連想させる。
つまりダージリンが高品質で優雅な茶葉であることを、「紅茶のシャンパン」と称しているのです。
ダージリンの飲み方はストレートティーがオススメ!
またダージリンは上品な香りを楽しむために、飲み方は「ストレートティー」がオススメ。
そして紅茶をいれる時は抽出時間を1分30秒にすると、渋みが出にくく美味しくなりますよ。
![紅茶のシャンパン、ダージリンはストレートティーで優雅に味わおう!](https://www.assam.fun/wp-content/uploads/2023/04/25243130_s.jpg)
詳しくは、「紅茶の入れ方【ティーポット編】茶葉から美味しく入れるコツ!」をご覧ください。
ダージリンに合うお菓子とは?2種類のペアリングを紹介!
さらにダージリンは渋みが強い紅茶なので、甘いお菓子との相性が良いです。
- ショートケーキ
- 生どら焼き
①ショートケーキ
まずダージリンとお菓子を合わせるなら、「ショートケーキ」がオススメ。
ショートケーキは、特別な日に食べる甘くて美味しいお菓子ですよね。
だからこそ渋みのあるダージリンとの相性が良く、口の中がサッパリします。
![ダージリンは、ショートケーキに合う。](https://www.assam.fun/wp-content/uploads/2023/04/4339120_s.jpg)
他の紅茶に合うケーキは「【紅茶に合うケーキ特集】オススメの紅茶とのペアリングも紹介!」をどうぞ。
②生どら焼き
そして生どら焼きのようなあんこを使った和菓子にも、ダージリンはよく合います。
特に緑茶の味わいに似ている、春摘みのファーストフラッシュとのペアリングがイチオシ!
甘くてふかふかの生どら焼きと、渋いダージリン紅茶は抜群に贅沢な組み合わせですよー。
![生どら焼きとのペアリングもオススメ。](https://www.assam.fun/wp-content/uploads/2023/05/3501571_s.jpg)
またダージリンファーストフラッシュに合うお菓子は、「ダージリン【春摘みのファーストフラッシュ】に合うお菓子とは?」にて紹介しています。
まとめ:紅茶のシャンパン「ダージリン」は、上品で優雅な香りが魅力!
紅茶ファンブログ【あっさむ】では、ダージリン紅茶の特徴について紹介しました。
特に「紅茶のシャンパン」と呼ばれる理由は、その独自の上品で優雅な香りにあります。
また収穫時期によって、下記の3種類の名前が付けられていることも特徴の1つです。
- 春摘み「ファーストフラッシュ」
- 夏摘み「セカンドフラッシュ」
- 秋摘み「オータムナル」
それではあなたの好みに合わせて、ダージリン紅茶だけの季節感を味わってくださいね。
他の紅茶の種類は「紅茶の種類とは?茶葉の名前やオススメの飲み方を詳しく紹介!」をご覧ください。
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