さて突然ですが、“紅茶のシャンパン”という用語を聞いたことはありますか?
インド紅茶「ダージリン」は、その希少性の高さから紅茶のシャンパンと呼ばれています。
そこで【あっさむ】では、世界三大紅茶の1つ「ダージリン」の魅力を詳しく解説!
ダージリンには収穫時期によって3種類に分けられるので、それぞれの特徴もみていきましょう。
ダージリンは「紅茶のシャンパン」!?
まずダージリンとは、インドのヒマラヤ山麗の近く「ダージリン」で栽培される紅茶。
標高2000mの地域で育てられる茶葉は、栽培地が狭く収穫量が少ないという特徴があります。
その収穫量は世界有数の紅茶生産地であるインドの中で、たったの1%に過ぎないのです。

だからこそ希少価値が高く、人気の茶園で採れた商品は高値で取引されることも。
世界的に高評価の地域で育った茶葉であることから、「紅茶のシャンパン」と呼ばれます。
他にも紅茶の産地として有名なインドでは、アッサムやニルギリの茶葉が栽培されていますよ。
またダージリン・ウバ・キームンの3種類は、世界三大紅茶(銘茶)としても有名です。
ダージリンは収穫時期で3種類に分類される!
そしてダージリンは茶葉の収穫時期により、下記の3種類に分類されています。
- 春摘みの「ファーストフラッシュ」
- 夏摘みの「セカンドフラッシュ」
- 秋摘みの「オータムナル」
また収穫した季節によって、味わいや香り・水色が異なることがダージリンの魅力。
ちなみに収穫時期は3月~11月に限定されており、冬は茶園がお休みになります。
1.春に採れる:ファーストフラッシュ(1st)
まず「ファーストフラッシュ」とは、春の初めに収穫されるダージリンを意味します。
この時期に採れる茶葉は特に新芽や若葉が多く、瑞々しい花のような香りが特徴。

フラッシュには「芽吹く」という意味があり、その希少性から高価が付きやすいです。
また日本人に馴染みの深い緑茶も、旬の時期になると「新茶」が発売されますよね。
ファーストフラッシュは、ダージリンの新茶をイメージするとわかりやすいかもしれません。
2.夏に採れる:セカンドフラッシュ(2nd)
次に「セカンドフラッシュ」とは、夏に収穫される旬のダージリンです。
この時期の茶葉はマスカテルフレーバー(Muscatel flavor)という、独自の香りがあります。

オレンジ色の水色が美しく、ダージリンらしい渋みが味わえるため、1度は飲みたい紅茶。

セカンドフラッシュは、ダージリンの旬(クオリティーシーズン)に該当します。中でも私は、キャッスルトン茶園のダージリンがお気に入りです♪
3.秋に採れる:オータムナル
続いて「オータムナル」とは、秋に収穫されるダージリンのこと。
通常は10月から11月にかけて茶摘みが行われ、バランスの取れた優しい風味が特徴です。

そのため「ダージリンの渋みが苦手」という方には、オータムナルがイチオシ!
ダージリンは一般的にミルクティーに向かないのですが、オータムナルならよく合います。
詳しくは「ミルクティーに合う紅茶とは?オススメの茶葉「8種類」を紹介!」を参考にしてくださいね。
Q.ダージリンはなぜ紅茶のシャンパンと呼ばれているの?
また「ダージリンは、なぜ紅茶のシャンパンと呼ばれているの?」と思う方もいますよね。

まず「ダージリン」という名前は、政府が認めた約80ヵ所の茶園でしか付けられません。
例えば、マーガレッツホープ・キャッスルトン・サングマなどが世界的に有名な茶園。
さらに標高の高い山脈にそびえる地域なので、これ以上栽培地を増やすことも難しいのです。
これらの理由からダージリンは希少性が高く、「紅茶のシャンパン」と表現されています。
飲み方はストレートティーがイチオシ!
そのため紅茶の飲み方は、優雅で上品な香りが楽しめるストレートティーがおすすめ。
また蒸らし時間が長いと渋みが出やすいので、「1分半」程度を目安にすると良いですよ。
ダージリンに合うお菓子とは?2種類のペアリングを紹介!
さらにダージリンは渋みが強いので、甘いお菓子との相性が抜群!
紅茶ブログ【あっさむ】では、ダージリンに合うお菓子を2種類紹介します。
- ショートケーキ
- もなか
1.ショートケーキ
まずダージリンとお菓子のペアリングには、「ショートケーキ」がオススメ。

ショートケーキといえば、特別な日の甘くて美味しいお菓子ですよね。
だからこそ上品な渋みのダージリンと相性が良く、一緒に飲むことでサッパリと食べられます。
2.もなか(最中)
またダージリンは、もなか(最中)のようなあんこを使った和菓子にもよく合います。
特に緑茶の味わいに似ている、春摘みのファーストフラッシュとのペアリングがイチオシ!
甘くてふかふかのもなかと、渋いダージリン紅茶はとってもぜいたくな組み合わせですよー。

ちなみにmeowbowは、サートーマスリプトンのダージリンをよく飲んでいます。
ティーバッグなので手軽に紅茶が淹れられて、香りも良いのでお気に入りです。
まとめ:紅茶のシャンパン「ダージリン」は、上品な渋みと優雅な香りが魅力!
紅茶ブログ【あっさむ】では、ダージリン紅茶の特徴について紹介しました。
特に「紅茶のシャンパン」と呼ばれる理由は、その独自の上品で優雅な香りにあります。
また収穫時期によって、下記の3種類の名前が付けられていることも特徴です。
- 春摘みのダージリン…ファーストフラッシュ
- 夏摘みのダージリン…セカンドフラッシュ
- 秋摘みのダージリン…オータムナル
さらにダージリンは和菓子によく合う紅茶なので、お菓子とのペアリングも楽しんでくださいね。
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